パールジュエリーと言えば？
まず頭に思い浮かぶのは「白い一連のネックレス」ではないでしょうか。
古くからアコヤパールの一連のネックレスは、特別なシーンに欠かせないジュエリーとして重宝されてきました。

ではなぜ、一連のネックレスは多くの女性に親しまれ、愛され、身に付ける人の美しさを引き出してきたのでしょうか。
それは宝石の中で唯一パールだけが、「採取された形のままでネックレスになる」という他の鉱物では作る事の出来ない、特別な魅力や浪漫があるからだと、わたしは考えます。

この特別なジュエリーである「白い一連のネックレス」のまだ見ぬ魅力を引き出し、その本質ともいえる部分に挑戦することへの大きな意欲を感じ、わたしたちは新たなパールジュエリーブランドを立ち上げました。

あらゆる白い一連のネックレスを調べ気づいたのは、パールの品質や留め具が違っていたり、金属部分の意匠的な個性やイミテーションを使ったりしているものはあっても、一連のネックレスの主役であるパールの部分がデザインされているものはほとんど無いということ。
その事実は、パールの部分にこそ、他には無い「白い一連のネックレス」が生まれる可能性が眠っているという考えに導いてくれました。

そこで、もう一度パールの事を見つめ直したどり着いたのが、ブランドの特徴であり最大の個性である、養殖パールの基となる「パール核」を素材として使用することでした。

Takatoshi Yoshida